RubyKaigi2日目感想
Matz基調講演
- 話が楽しい
- クソリプを送りつけてくるやつは気にするな、Rubyは価値を生み出し続けているんだ。Rubyが前へと進み、さらに世界を幸せにしていくには僕たち一人ひとりの貢献が欠かせないんだ、みんなで良くしてゆくんだ という連帯感を生み出した基調講演だったと感じたし、自分もRubyのために小さくてもいいから貢献しようと思えた。
Ruby/Debug
- ruby/debug - The best investment for your productivity - RubyKaigi 2022
- とてもデバッグがしやすそう。使いやすくて、ユーザーフレンドリーであると感じた。そこらじゅうにlogとか仕込んでデバッグしてるのでわくわく。コマンドなどの細かい仕様については理解しきれていないのでドキュメントを読みたい。
- 早く使ってみたいの一言に尽きるなあと、会社のSlackでつぶやいたら先輩がRuby/Debugを導入するPRを即出してくださった……
追記
スクショで見切れているdocsの情報は古いものであると、_ko1さんご本人からご指摘いただいた。 こちらが正とのこと。 github.com
ご紹介いただいたこちらも読む。作者ご自身が自慢する記事めっちゃ好き techlife.cookpad.com
ref:
https://t.co/JeWCaCLpUk
— _ko1 (@_ko1) 2022年9月9日
このページは古いのでお気をつけください(古いのが残っちゃってるはい、そちらになります。
— _ko1 (@_ko1) 2022年9月9日
よかったら https://t.co/ntws7EL3vg もご参照ください
Rubocop server
Make RuboCop super fast - RubyKaigi 2022
My presentation has been published. I would like to thank you all! #rubykaigi #rubykaigiB
— Koichi ITO (@koic) 2022年9月9日
"Make RuboCop Super Fast"https://t.co/19bFsSE1Dk
感想
- 自分のBug-issueに素早く対応してくださったkoicさんの発表ということもあり、個人的に一番楽しみにしていた発表。動作の遅くなりがちなRubocop実行用サーバーを立ち上げ、そこで実行させることではやすくするもの。
- RubyKaigiドリブンでリリースされていてすぐに試せそう。850倍早い、などすごい数字が続いた
- ケアレスミスが多い自分にとってRubocopは欠かせない存在。興味を持って聞けたしとても楽しかった。
- 自分もコントリビュートしたいなと思えた。
追記
- koicさんの登壇ブログ
Ruby高速化のためのメソッド単位で実行できるJITコンパイラ
Method-based JIT compilation by transpiling to Julia - RubyKaigi 2022
感想
- Rubyの動的性を捨て、Juliaを使って大規模データの処理を高速化するJITコンパイラー。よかったな。Rubyの良さを捨てる諸刃の剣ではあるけど、限定的な条件で使うならめちゃくちゃに早くなるし良さそう
- 大規模データをRubyだけで高速処理できるようになる未来が来ればPythonの処理速度とも戦える……か?
Ruby3x3の評価検証をしよう
How fast really is Ruby 3.x? - RubyKaigi 2022
感想
- 本当に3倍早くなったの?という検証。Rubyランタイムを使い倒し、依存しているサービスだからこそできたのだなと思う。
- 3系からしか使っていないからなんとも言えないが、本当に早くなっているんだな、という感想。そして予想通りPythonには差をつけられている。ここまでシンプルなコードなのに…という気持ち。Pythonはライバルと位置付けられがちなのでここから頑張っていってほしいなぁ…
- 自分のレベルでは本質的なところは捉えられないが、こう言ったベンチマークテストは大好きなので聴いていて楽しかった。
WireSharkのdissectorをRubyで作っちゃう話
Packet analysis with mruby on Wireshark - dRuby as example - RubyKaigi 2022
感想
- やっていること自体は素直なバイナリ解析で、内容も理解できる。だけど通信プロトコルに対する興味だけで、mRubyを組み込んだWireSharkをビルドしちゃおう!というとこまで行けるのがすごい
- 純粋な技術者の興味と好奇心を感じた。ニコ動技術部に似たワクワクを感じる内容でとても楽しかった。
Caching With MessagePack
Caching With MessagePack - RubyKaigi 2022
感想
- 英語レベルも技術レベルも難しく理解できず…悔しい
- MassagePackとMarsharlについて知れたから良い
VS World
- この人たちがRubyを作っているのか……という凄みを感じた。やはりこうしてコミッターの方々を生で見れるのはいい。会場の空気は完全にファンミ。
その他
- Matzさんとツーショが取れた。「Ruby触り始めてまだ半年なんですけどとても楽しいです!頑張ります」しか緊張して言えなかったが、とても優しそうな笑顔で「ほうほう、ふんふん。頑張ってね」と言ってくださったのが嬉しかった。とても親しみやすい方だと感じた。がんばります